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「ナイスオン!」
セカンドショットが見事にグリーンを捉え、意気揚々とグリーンに上がっていく瞬間。ゴルフの中で最もテンションが上がる瞬間の一つですよね。しかし、自分のボールの近くにポッカリと空いた凹み――いわゆる「ピッチマーク」を見つけた時、ふと手が止まった経験はありませんか?
「これ、どうやって直すんだっけ?」
「フォークを持っていないから、とりあえず足で踏むか、パターの底で叩いて平らにしておけばいいのかな?」
初心者から中級者へとステップアップしていく中で、グリーン上のマナーは必ずぶつかる壁です。とくに「ピッチマークを踏む」という行為については、同伴者の視線が気になって焦ってしまう方も多いはずです。もしルール違反やマナー違反になっていたらと思うと、せっかくのバーディチャンスも心から楽しめなくなってしまいますよね。
この記事では、月間何ラウンドもこなすゴルフ愛好家である筆者が、「ピッチマークを踏むのはアリなのか?」という疑問から、2019年のルール大改定で変わった最新ルール、そして世界最高峰のオーガスタでも推奨される「絶対に芝を枯らさない正しい直し方」まで、徹底的に解説します。
この記事を読み終える頃には、あなたはもうグリーン上で迷うことはありません。同伴者から「おっ、スマートでマナーの良いゴルファーだな」と一目置かれる存在になっているはずですよ。さあ、一緒にグリーンのエチケットをマスターしてみませんか?
ゴルフ ピッチマークの基本とマナーは?
グリーンはゴルフコースの「顔」とも言える非常にデリケートな場所です。まずは、ピッチマークの基本と、ゴルファーとして知っておくべき心構えについてお話ししていきましょう。
ピッチマークとは?グリーンを守るゴルファーの義務
「ゴルフ ピッチマーク」とは、アイアンショットやアプローチなどで高く上がったボールがグリーンに落下した際、その衝撃によって芝生にできる窪み(ボールマーク)のことです。特に雨上がりでグリーンが柔らかい日や、スピンの効いた素晴らしいショットを打てた時ほど、深く大きなピッチマークができやすくなります。
「自分のボールが作った傷だから、自分が直すのは当たり前」と思われるかもしれませんが、実はこれができていないゴルファーが意外と多いのが現状です。ピッチマークは、そのまま放置してしまうと芝の根が乾燥して切れ、茶色く枯れてしまいます。一度枯れた芝が元の美しいグリーンに戻るまでには、なんと数週間から1ヶ月以上もかかると言われています。
グリーンキーパーの方々が毎朝早くから手塩にかけて育てている美しいグリーン。それを一瞬で台無しにしてしまわないためにも、ピッチマークを直すことは、私たちゴルファーにとって「義務」であり「コースへの感謝の表現」なのです。
ピッチマークのマナーは?放置がもたらす後続組への影響
「ピッチマークのマナーは?」と聞かれたら、真っ先に「自分が作ったものだけでなく、見つけたものはもう一つ直す」という精神を思い出してください。これは「ピッチ&パットの精神」とも呼ばれ、世界中のゴルファーに愛されている素晴らしいマナーです。
もし、ピッチマークを直さずに放置してしまうとどうなるでしょうか?後続組のプレイヤーが、せっかく素晴らしいパットを打ったのに、あなたが残したピッチマークのせいでボールの軌道が変わり、カップを外してしまうかもしれません。自分が同じ目に遭ったら、きっと悔しくて悲しい気持ちになりますよね。
ゴルフは審判のいないスポーツだからこそ、他者への思いやりが強く求められます。グリーンに上がったら、まずは自分のピッチマークを探す。もし見つからなければ、誰かが直し忘れたピッチマークを探して直す。このたった数秒の行動が、コース全体を美しく保ち、すべてのゴルファーが気持ちよくプレーできる環境を作り出すのです。
ゴルフで恥ずかしくないスコアはいくつですか?マナーとの関係
よく初心者の方から「ゴルフで恥ずかしくないスコアはいくつですか?」という質問を受けます。スコアが120だと恥ずかしい、100を切らないと一人前じゃない……そんな風に思って、プレッシャーを感じていませんか?
結論から言うと、「恥ずかしいスコア」なんて存在しません。プロでさえ調子が悪ければスコアを崩します。本当に恥ずべきなのは、スコアが悪いことではなく「マナーが悪いこと」なのです。
どんなにスコアが120や130であっても、ピッチマークをサッとスマートに直し、バンカーを綺麗にならし、同伴者のプレーを静かに見守ることができるゴルファーは、誰からも「また一緒にラウンドしたい」と思われます。逆に、スコアが70台であっても、自分のピッチマークを放置したり、他人のラインを踏んだりする人は、二度と誘われません。
つまり、ピッチマークを正しく直せるかどうかは、あなたの「ゴルファーとしての品格」を決定づける重要な要素なのです。スコアメイクに必死になる気持ちは痛いほど分かりますが、まずは深呼吸して、足元のグリーンを労わる余裕を持ってみませんか?
ピッチマークを足で踏むのはOK?ゴルフ 新 ルール ピッチマークの真実
ここからが本題です。「ピッチマークを直す時に、足でギュッギュッと踏んで埋めるのはアリなのか?」「パターでトントン叩くのはルール違反にならないのか?」という疑問を、最新のルールと照らし合わせて紐解いていきましょう。
ピッチマークを埋めるとペナルティは?新旧ルールの違い
「ピッチマークを埋めるとペナルティは?」と心配される方もいらっしゃるでしょう。ご安心ください。ピッチマークを修復する行為自体にペナルティ(罰打)は一切ありません。むしろ、積極的に直すことが推奨されています。
さらに朗報があります。2019年のルール大改定(ゴルフ 新 ルール ピッチマーク関連)により、グリーン上の修復に関するルールが大幅に緩和されました。旧ルールでは、自分のパットのライン上にある「スパイク跡(靴の引きずり跡など)」や「動物の足跡」を直すことは禁止されており、直すと2打罰のペナルティを受けていました。
しかし新ルールでは、これらがすべて「修復可能」になったのです!もちろん、ピッチマークもライン上・ライン外に関わらず、いつでも修復してOKです。これにより、「これって直してもいい傷かな?」と迷うストレスが激減しました。「グリーン上の不自然なダメージは直して良い」と覚えておけば間違いありません。ただし、自然の凹凸(マウンド)や、ホールの縁の自然な摩耗などを平らにすることはできないので注意してくださいね。
ピッチ マーク ルールとピッチマーク 違反の注意点
直していいとはいえ、「ピッチ マーク ルール」において気をつけなければならない「ピッチマーク 違反」に該当するケースも存在します。それは「プレーの不当な遅延」です。
グリーン上のあちこちにあるピッチマークが気になってしまい、自分のパットの順番が来ているのに5個も10個も直し続けてしまうと、スロープレーのペナルティ(1打罰、繰り返すと2打罰や失格)の対象になる可能性があります。
また、ピッチマークを直す際、フォークを持っていなかったり面倒だったりして、「足の裏で力任せに踏みつけて穴を埋める」という行為をする方がたまにいます。ルール上、これ自体で罰打がつくことは稀ですが、これは深刻なマナー違反(エチケット違反)です。なぜなら、足で踏み潰すだけでは芝の根が圧死してしまい、修復どころか完全に芝を殺してしまうからです。
修復の「最後の仕上げ」として、パターの平らな底面で軽くトントンと叩いたり、靴の裏で優しく踏んで平らにするのは大正解です。しかし、最初から最後まで足で踏むだけで終わらせるのは絶対にやめましょう。
ゴルフのパターでラインを踏むとどうなる?同伴者への配慮
ピッチマークを直そうとグリーン上を歩き回る際に、絶対にやってはいけない最大のタブーがあります。それは「他人のパットラインを踏むこと」です。
「ゴルフのパターでラインを踏むとどうなる?」という疑問ですが、ルール上、誤って他人のラインを踏んでしまっても即座にペナルティになるわけではありません。(※ただし、意図的に他人のラインを改善・改悪しようとして踏んだ場合は別です)。
しかし、これはゴルフにおいて最も嫌われる強烈なマナー違反です。スパイクの裏で踏まれた芝は微妙に沈み込み、ボールの転がりを不規則に変えてしまいます。もしあなたが同伴者のラインを踏んでしまい、その直後に同伴者のパットが外れたら……その場の空気は凍りついてしまうでしょう。
ピッチマークを直すために移動する時は、同伴者のボールとカップを結ぶ線(パットライン)を絶対に跨がない、踏まないように大回りして歩くのが鉄則です。視野を広く持ち、「自分のマークを直す優しさ」と「他人のラインを守る配慮」の両立を目指しましょう。
プロも実践!正しいピッチマーク直し方とフォークの使い方
ピッチマークを踏んで終わらせるのがNGだと分かったところで、次は具体的な「正しい直し方」について解説します。せっかく直すなら、芝のダメージを最小限に抑えるプロフェッショナルな方法を身につけましょう。
初心者必見!基本的なピッチマーク直し方とよくある失敗例
グリーン上でよく見かける非常に残念な光景があります。それは、ピッチマークの真ん中にグリーンフォークをブスッと刺し、テコの原理で下から上へと「土を掘り起こすように持ち上げてしまう」直し方です。
実はこれ、最もやってはいけない「間違ったピッチマーク直し方」なのです!下から土を持ち上げると、芝生のデリケートな根っこがブチブチと切断されてしまいます。表面上は平らになったように見えても、数日後にはその部分だけが完全に枯れて、無惨な茶色いハゲマークになってしまいます。
正しい手順は以下の通りです。
- ピッチマークの盛り上がっている部分(ボールが飛んできた方向の奥側)のすぐ外側に、斜め45度の角度でフォークを刺します。
- 下から持ち上げるのではなく、穴の「中心に向かって寄せる」ようにフォークを倒します。
- これを周囲の3〜4箇所から繰り返し、穴を中心に寄せて塞ぎます。
- 最後に、パターの底面や靴の裏で「軽く」トントンと踏んで(叩いて)平らに仕上げます。
イメージとしては、「開いた傷口を絆創膏で寄せて塞ぐ」ような感覚です。これなら芝の根が切れず、数日後には跡形もなく綺麗なグリーンに元通りになります。
必須アイテム!ピッチマーク フォークの種類と使い分け
正しい修復には「ピッチマーク フォーク(グリーンフォーク)」が不可欠です。ゴルフ場に行くとマスター室の前に無料のプラスチック製フォークが置いてありますが、マイフォークを1つポケットに忍ばせておくと、とてもスマートです。
フォークには主に2つのタイプがあります。
- 2本刃タイプ:最もオーソドックスな形。しっかりと地面に刺さり、土を寄せやすいのが特徴です。初心者の方には、芝をホールドしやすい2本刃が圧倒的におすすめです。
- 1本刃タイプ(スパイダー型など):プロゴルファーや上級者に好まれるタイプ。芝の根を切るリスクが最も低く、サクサクと直せるのがメリットですが、土を寄せるのに少しコツが必要です。
また、最近ではボタンを押すと刃が飛び出す「ジャックナイフ型」のフォークも人気です。ポケットの中で刃が刺さる心配がなく、見た目もスタイリッシュなので、ゴルフ仲間へのちょっとしたプレゼントにも最適ですよ。
世界最高峰の技!ピッチマーク直し方 オーガスタ方式とは?
マスターズ・トーナメントが開催される、世界で最も美しく、最も高速なグリーンを持つ「オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ」。ここで推奨されている究極の修復法が「ピッチマーク直し方 オーガスタ方式」です。
オーガスタのグリーンキーパーたちが徹底しているのは、「とにかく芝の根をいじめない」こと。
彼らの直し方は非常にシンプルかつ繊細です。
- フォークの先をピッチマークの縁に、ほぼ垂直(やや斜め)に刺す。
- 前方(中心)に向けて、優しく押し込むように寄せる。
- 決してこじ開けたり、ひねったりしない。
- 最後にパターの底で優しくタップする。
日本の柔らかい高麗芝やベント芝でも、このオーガスタ方式は非常に有効です。「寄せて、平らにする」。この合言葉を胸に刻み、次回のラウンドからぜひ実践してみてください。同伴者から「直し方がすごく綺麗だね!」と褒められること間違いなしです。
グリーン以外でも要注意?ピッチマーク フェアウェイの対処法
ピッチマークと聞くとグリーンのイメージが強いですが、実はフェアウェイでも同じような現象が起こることをご存知でしょうか?ここでは、意外と知られていないフェアウェイでの対処法について解説します。
ピッチマーク フェアウェイで見つけた時のルールとマナー
雨上がりの柔らかい日などに、高い弾道のティーショットを打つと、ボールがフェアウェイにズボッと埋まってしまうことがあります。これが「ピッチマーク フェアウェイ」の状態です。
この時、フェアウェイにできた窪み(自分のボールが作ったピッチマーク)はどうすればいいのでしょうか?
ルール上、グリーン上とは異なり、フェアウェイを含むジェネラルエリア(スルーザグリーン)では、ボールを打つ前にピッチマークを直すことは禁止されています。もし打つ前に直してしまうと、「ライ(ボールの状況)の改善」となり、2打罰のペナルティを受けてしまいます。
しかし、「地面に食い込んだ球(プラグド・ライ)」の救済ルールが適用できる場合があります。自分のボールが自ら作ったピッチマークに食い込んでいる場合、ボールを拾い上げて泥を拭き、食い込んでいた箇所の手前(ホールに近づかない場所)1クラブレングス以内に「無罰でドロップ」することができるのです。(※ローカルルールで制限されている場合を除く)
ドロップしてボールを打ち終わった後であれば、後続組のために目土(砂)を入れて修復するのが素晴らしいマナーです。
ディボット跡との違いと、目土を使った正しい修復方法
ここで混同しやすいのが「ディボット跡」です。
- ピッチマーク:ボールが空から落下して「ぶつかって」できた窪み。
- ディボット跡:アイアンショットなどでクラブヘッドが「芝を削り取って」できた跡。
フェアウェイのピッチマークやディボット跡は、グリーンフォークで寄せるのではなく、「目土(めつち)」を使って修復するのが正解です。
カートに積んである目土袋(砂が入った袋)からスコップで砂をすくい、窪みが平らになるように砂を入れます。そして、足の裏で軽く踏んで周囲の芝の高さと均等にすり合わせます。
ここで「踏む」のは大正解です!砂を足で踏んで固めることで、後から芝の芽が出やすくなり、後続のプレイヤーのボールが砂の中に深く沈み込むのを防ぐ役割があります。グリーン上ではNGだった「足で踏む」行為が、フェアウェイの目土では必須スキルになるという違いを覚えておきましょう。
結論
いかがでしたでしょうか?「ピッチマーク 踏む」という一つの疑問から、ゴルフにおける奥深いルールとマナーの世界が見えてきたのではないでしょうか。
結論として、グリーン上のピッチマークを足で踏んで埋めるだけの行為は、芝を枯らす原因となるためマナー違反です。しかし、フォークを使って正しく中心に「寄せた」後、最後の仕上げとしてパターの底や足の裏で優しく平らに踏む(叩く)のは大正解です。
2019年の新ルールによって、グリーン上の修復に対する寛容度は劇的に上がりました。これは「ゴルファー全員でコースを美しく保ちましょう」というメッセージでもあります。
ゴルフは、自然との戦いであり、自分との戦いです。スコアが思い通りにいかない日もあるでしょう。しかし、どんなにスコアが崩れても、あなたが残した美しいグリーンと、同伴者への細やかな配慮は、確実にあなたの「ゴルファーとしての評価」を高めてくれます。
次のラウンドでは、お気に入りのピッチマークフォークをポケットに忍ばせ、オーガスタのグリーンキーパーになったつもりで、スマートにピッチマークを直してみませんか?その小さな行動が、あなたのゴルフライフをより豊かで誇り高いものにしてくれるはずです。
この記事の要約
- ピッチマークとは:ボールがグリーンに落下した際にできる窪みのことで、放置すると芝が枯れてしまう。
- マナーの基本:自分が作ったピッチマークはもちろん、見つけた他人のマークも直す「ピッチ&パットの精神」が大切。
- スコアとマナーの関係:100や120といったスコアは恥ずかしくない。真に恥ずべきはピッチマークを直さないなどのマナー違反。
- 踏んで直すのはNG:フォークを使わず、足で力任せに踏み潰して穴を埋めるのは、芝の根を殺す重大なマナー違反。
- 最後の仕上げはOK:フォークで正しく修復した後、パターの底や足で優しく踏んで平らに仕上げる行為は正しい。
- 新ルールの恩恵:2019年のルール改定で、ライン上のピッチマークやスパイク跡も無罰で修復可能になった。
- ライン踏みに注意:ピッチマークを直す際、他人のパットラインを誤って踏むのは深刻なマナー違反になるので大回りする。
- 正しい直し方(オーガスタ方式):下から土を持ち上げるのは絶対NG。フォークを斜めに刺し、中心に向かって「寄せる」のが正解。
- フォークの選び方:初心者には芝を寄せやすい「2本刃」がおすすめ。マイフォークを携帯するとスマート。
- フェアウェイの対処法:フェアウェイに食い込んだ球は無罰で救済可能。打った後の凹み(ディボット跡など)は目土を入れ、足で踏んで平らにする。

