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USTマミヤのATTASシリーズ第12弾として2020年に登場したアッタスダースは、ATTAS史上初の中元調子を採用した叩き系シャフトです。
クラブフィッターからは「シリーズ史上もっともスイングタイプを選ばないモデル」と評される一方、捕まりがニュートラル寄りという特性上、スイングによっては合わないケースもあります。
この記事では、アッタスダースが合う人・合わない人をスイングタイプ別に具体的に解説します。
ヘッドスピード別のフレックス選びや相性の良いヘッドまでまとめているので、購入前の判断材料としてお役立てください。
アッタスダースとは|基本スペックと特徴
アッタスダース(ATTAS DAAAS)は、USTマミヤのATTASシリーズ第12弾として2020年に発売されたドライバー用カーボンシャフトです。
「12本=1ダース」にかけてDAAASと命名されており、シャフトのデザインには「1+3+8=12」という数字が隠されています。
これは初代ATTAS・3代目(サンジョウ)・8代目(パンチ)という歴代叩き系モデルの系譜を受け継いでいることを意味しています。
ATTASシリーズ初の中元調子
最大の特徴は、ATTASシリーズ初となる中元調子の採用です。
手元部分よりもグリップ下付近をやわらかくしならせることで、切り返しでシャフトのたわみを感じやすく、自然にタメが作れる設計になっています。
従来の叩き系ATTASよりもしなりを感じながら叩けるのが、このシャフト最大の個性です。
叩いてもヘッドが暴れないロートルク設計
先端部には「トレカM40X」を採用し、「S.T.T(Strike Torque Technology)」というテクノロジーによってトルクを抑制。
叩いてもヘッドが左右に暴れにくく、高MOIヘッドとの組み合わせで特にその効果が発揮されます。
アッタスダースが合う人5つのタイプ【具体的な悩み別】

① 引っかけ・チーピンが多い人
引っかけやチーピンに悩むゴルファーにとって、アッタスダースは有力な選択肢です。
先端部のトルクを抑えたロートルク設計により、インパクトでフェースが過度に閉じる動きを抑制します。
先端がしっかりしているため、叩きにいっても、アウトサイドイン軌道になっても、ヘッドが急激に左に返りにくい構造です。
注目したいのは、ヘッドスピードが速くなくても効果が出る点です。
HS40m/s台でも引っかけが多い場合、スイングの問題だけでなく現在使用しているシャフトのトルクが多すぎる可能性があります。
ダースのロートルク設計がそのズレを補正してくれます。
② HS40〜46m/sで飛距離が伸び悩んでいる人
「それなりに速く振れているのに飛距離が伸びない」と感じているゴルファーに特に響くシャフトです。
この悩みの原因の多くはスピンのかかりすぎで、必要以上のバックスピンがかかると球は高く上がるものの失速し、キャリーが稼げません。
アッタスダースは低スピン設計で強い中弾道を生み出し、風に負けない貫通力のある弾道を実現します。
「もう10ヤード伸びれば」という層に対して、スピン量の最適化という切り口でアプローチできる一本です。
③ 切り返しでタメが作れない・打ち急ぐ人
「トップから切り返すとき、どうしても急いでしまう」「タメを作れと言われるが感覚がわからない」という方にも、ダースはフィーリング面で効果を発揮します。グリップ下付近のしなり設計により、切り返しの瞬間にシャフトが適度にたわみます。
このたわみ感がテンポを作る「間」になり、打ち急ぎを自然に防いでくれます。
力でタメを作ろうとするより、シャフトのしなりに任せてタメが生まれる感覚です。
④ 叩いて飛ばしたいが方向性も確保したい人
「思いきり振りにいくと曲がる」「力を抜くと飛距離が落ちる」——このジレンマを抱えるゴルファーは多いですが、アッタスダースはこのトレードオフを軽減するために設計されたシャフトとも言えます。
叩き系シャフトでありながら先端の低トルク設計がインパクトのブレを抑えるため、フルスイングしても弾道が安定しやすい。
「叩けて曲がらない」という体験を生みやすい一本です。
⑤ 粘り系・手元調子が好みの人
「粘り感のあるシャフトが好き」「テンセイプロオレンジやディアマナ系が好みだった」という方には、アッタスダースのフィーリングが高い確率でマッチします。
手元側のしなりと先端のしっかり感のバランスが、粘り系好きのツボを押さえています。すでに粘り系が手に合っている方の乗り換え候補として特に有力です。
アッタスダースが合わない人・向かないスイングタイプ

① スライサー・球が右に出がちな人
アッタスダースの捕まりはニュートラル〜やや弱め。スライスを持ち球にしているゴルファーが使うと、捕まりの助けがなく、スライスがより顕著になる可能性があります。
「方向が右になる傾向がある」ことは複数の試打レビューで指摘されており、スライス系のミスが多い人には走り系シャフト(アッタスクール、ジャックなど)のほうが適合する可能性が高いです。
先端が走ることでフェースが閉じやすくなり、つかまった球が打てるからです。
スライサー向けのATTAS代替案
- アッタスクール(9):先調子で先端が走り、球がつかまりやすい
- アッタスジャック(11):中調子でやんわり捕まり、高弾道を出しやすい

② 高弾道・ボールを上げたい人
先端剛性が高いため、インパクトでロフトが増えにくく、打ち出し角が抑えめになります。低弾道で強い球を求める人には武器になりますが、「もっとボールを高く上げたい」「フォローを出してキャリーを稼ぎたい」という人には向きません。
特に、アイアンでもなかなかボールが上がらないと感じているゴルファーは、高弾道設計のシャフトを選ぶほうが改善につながります。
③ HS38m/s以下のゆったりスイングの人
HS38m/s以下のゴルファーがアッタスダースを使うと、シャフトのしなり感を感じにくく、弾道が低くキャリー不足になりやすい傾向があります。
4SRという軽量モデルも存在しますが、それでも先端のしっかり感が強く出る可能性があります。
HS遅めの方は先端が走って球を持ち上げてくれる走り系シャフトのほうが飛距離・高さの両面でメリットが出やすいです。
ヘッドスピード別フレックスの選び方

アッタスダースは15種類のフレックスをラインナップしており、選択肢が多い分、スペック選びが成否を左右します。
まず自分のヘッドスピードに合った重量帯を決め、そのなかでフレックスを選ぶのが基本的な流れです。
アッタスダース スペック一覧
| フレックス | 重量 | トルク |
|---|---|---|
| 4R | 47g | 6.1° |
| 4SR | 49g | 6.0° |
| 4S | 50g | 6.0° |
| 4X | 53g | 6.0° |
| 5R | 54g | 4.3° |
| 5SR | 55g | 4.3° |
| 5S | 56g | 4.3° |
| 5SX | 58g | 4.3° |
| 5X | 59g | 4.3° |
| 6SR | 65g | 3.4° |
| 6S | 66g | 3.4° |
| 6SX | 67g | 3.4° |
| 6X | 69g | 3.4° |
| 7S | 75g | 3.2° |
| 7X | 77g | 3.2° |
共通スペック:長さ46インチ/中元調子/.335チップ
ラインナップは40グラム台のRフレックスから70グラム台のXフレックスまで15種類と豊富で、幅広いゴルファーに対応しています。
重量帯ごとにトルクが大きく異なる点が特徴的で、40g台(トルク6.0°前後)・50g台(トルク4.3°)・60g台(トルク3.4°)・70g台(トルク3.2°)と、重量が上がるほどトルクが絞られる設計になっています。
自分のヘッドスピードに合った重量帯を選ぶことが、このシャフトの性能を引き出す最初のステップです。
HS38m/s以下 → 4R・4SR
40g台の軽量モデルが候補になります。
ただしトルクが6.0°前後と大きめで、先端のしっかり感が強く出る場合があります。
このHS帯では先端が走る走り系シャフトのほうが球の高さと飛距離の両面でメリットが出やすいケースもあるため、試打での比較をおすすめします。
HS39〜42m/s → 4S・5S
アベレージゴルファーに最もフィットしやすい帯域です。
5S(56g・トルク4.3°)はしなり感と安定性のバランスが良く、引っかけ軽減と飛距離アップを同時に狙えます。
「まずダースを試したい」という方の最初の選択肢として最適です。
HS43〜46m/s → 5SX・6S
ダースの低スピン設計が最も機能するHS帯です。
叩いても安定する力強い弾道が出やすく、「叩いてもヘッドが暴れない」というインプレッションが最も多く聞かれる組み合わせです。
5SXと6Sでは重量差が8gあるため、重さの好みで選ぶのも一つの方法です。
HS47m/s以上 → 6SX・6X・7S・7X
ハードヒッター向けのスペックです。ただしHS帯が速い方でも、重量よりタイミングを重視して5SXや6Sを選ぶケースもあります。
重さで選ぶより、試打でタイミングが合うフレックスを優先することをおすすめします。
フレックス選びの注意点
アッタスダースはロートルク設計のため、同じフレックス表記でも他のシャフトより硬く感じる傾向があります。
普段使っているシャフトのフレックスより1段階やわらかめから試すと、フィーリングが合いやすいことがあります。
アッタスダースと相性の良いドライバーヘッド

アッタスダースの低トルク・先端剛性高めという設計特性上、相性が良いのは高慣性モーメント(高MOI)ヘッドです。
高MOIヘッドはミスヒット時にフェースが返りにくく安定性が高い反面、シャフトのトルクが多いとインパクトでフェースがブレやすくなります。
ダースの低トルク設計がそのブレを最小化し、ヘッド本来のポテンシャルを引き出します。
高MOIヘッドとの組み合わせ
実際の試打でも多く使われているのがPING G430 MAX・G425 MAXです。
複数のテスターがこの組み合わせで試打しており、「切り返しでしなってタイミングが合わせやすく、方向性がよくなった」という評価が見られます。
高MOI設計の代表格であるPINGのMAXシリーズとダースの安定性は、特に相性が良い組み合わせと言えます。
捕まり系ヘッドとの組み合わせ
捕まりがニュートラル寄りのダースは、やや捕まり寄りのヘッドと組み合わせると弾道のバランスが取りやすくなります。
テーラーメイド SIMとの組み合わせでは「安定感や平均飛距離で満足」という実使用者の評価が見られます。
ただしダースは捕まりが強いシャフトではないため、強めのドロー弾道を求める場合はフェースアングルの調整も視野に入れることをおすすめします。
フェアウェイウッドへの流用
アッタスダースをドライバーで気に入ったユーザーが3Wや5Wへの流用を検討するケースもあります。
FW専用スペックは用意されていないため、ドライバーより1フレックス程度やわらかめを選ぶのが一般的な目安です。
ただしFWはドライバーよりシャフト長が短く挙動が変わるため、必ず試打でフィーリングを確認してから判断することをおすすめします。
アッタスダースと似たシャフト・後継モデルとの比較

ダースは2025年夏季にメーカー生産を終了しており、現在は流通在庫のみの販売となっています。
ダースを気に入った方や、次のシャフト選びの参考として、ATTASシリーズの後続モデルを紹介します。
叩き系・粘り感が好みの方 → ATTAS RX
叩き系・粘り感が好みでダースを気に入った方には、ATTASシリーズの新ラインとして登場したATTAS RXシリーズが近い系譜にあたります。
ダジャレネーミングシリーズからリニューアルされた新世代のATTASで、叩ける設計を受け継いでいます。
もう少し捕まりが欲しい方 → ATTAS KING
もう少し捕まりが欲しいと感じた方には、13代目のATTAS KINGが候補になります。
ただしKINGは先調子でATTAS史上最もつかまりに特化したモデルであり、ダースとは設計思想がかなり異なります。
捕まりの弱さに不満を感じているのであれば、まず試打での確認を強くおすすめします。

クセをなくしたい方 → The ATTAS V2
クセをさらになくしたい・より中調子らしい振り心地を求める方には14代目のThe ATTAS V2が選択肢になります。
ただしV2はダースのような手元しなりの粘り感とは方向性が異なり、「ダースの振り心地が好きだったがV2は違う」という声も見られます。
実際の使用者の声・試打データで見る評価

高評価のポイント
多くのユーザーと試打評価で共通して挙げられるポジティブな評価は以下の3点です。
切り返しのタイミングが取りやすい 「手元側のしなりにより切り返しのタイミングが取りやすい」という声が最も多いです。「振りやすさこそがシャフト選びの要」という言葉を残すユーザーもおり、数値スペックより体感的なフィット感が高い評価につながっています。
安定感と平均飛距離の両立 「一発の飛びでは負けるシャフトもあるが、安定感と平均飛距離でダースに軍配」という評価は複数のユーザーが述べています。コースで安定したパフォーマンスを出したいゴルファーに特に響く特性です。
強い弾道と低スピン バックスピンを抑えた「風に負けない強い球」は、弾道計測器での試打でも数値として裏付けられています。平均キャリー250ヤード超という報告もあり、飛距離性能は確かです。
辛口評価も正直に
良い面だけでなく、ネガティブな評価も紹介します。
捕まりが物足りないと感じるケースがある 「もう少しお助け要素が欲しい」という意見があります。特にドロー系の球筋を求める方には捕まりの弱さが気になる場合があります。
デザインが地味・派手という両極端な意見 イエロー×グレーのカラーリングは「ジ・アッタスほど派手ではないが構えると目立つ」という評価がある一方、「デザインがイマイチ」という声も一部あります。
軽いフレックスでは方向性がバラつく 4SR等の軽量モデルを選んだ場合、HS合わせの選択をミスるとバラつきが出やすいという試打結果もあります。「タイミングがバチッと合えば300ヤード超も出るが、合わないと散らばる」という評価は正直なところです。
使用プロ・ツアー実績
発売当初より国内外のプロゴルファーが試打・使用しており、特に叩き系を好むプロに支持されています。
HS46m/s以上の力強いスイングをするプロが選ぶ傾向があり、それがこのシャフトの適合ターゲット層を物語っています。
中古で賢く買う方法・相場感

アッタスダースの中古相場は概ね1万円前後〜2万円台が中心です。
5Sや6Sといったスタンダードなスペックは流通量が多く入手しやすい状況です。Xフレックスやレアな重量帯はやや高値になる傾向があります。
中古購入時の確認ポイントは以下の通りです。
- グリップの劣化:滑りやすくなっていないか
- バット部(グリップ側)の擦り傷:シャフト自体の使用感の目安
- 先端部の剥離・傷:接着部に問題がないか
- シャフト内部のトルク抜け:外観では判断しにくいため、信頼できるショップで購入するのが安心
試打なしで購入する際の注意点
試打できる環境が理想ですが、難しい場合は以下を意識して選びましょう。
- いつものフレックスより1段階やわらかめから試す(低トルク設計で硬く感じやすいため)
- 自分のHSに対して重量を合わせる(重すぎると振り切れず逆効果)
- 返品・交換ができるショップを選ぶ(フィーリングが合わない場合の保険として)
アッタスダースは「合う人には圧倒的に合い、合わない人には全く機能しない」シャフトです。この記事の診断チャートとチェックリストを参考に、あなたのスイングに最適な一本を見つけてください。
まとめ|アッタスダースはこんな人に選んでほしいシャフト

アッタスダースは「叩いて飛ばしたいけど曲げたくない」というゴルファーの悩みに、設計レベルで応えたシャフトです。
中元調子による切り返しのタイミングの取りやすさと、ロートルク設計による安定性は、特にHS40〜46m/s帯のゴルファーに響く特性です。
引っかけやチーピンに悩んでいる方、打ち急ぎを直したい方、粘り系シャフトが好みの方には、高い確率でフィットします。
一方でスライサーや高弾道を求める方、HS38m/s以下の方には別のシャフトを先に検討することをおすすめします。
2025年夏季にメーカー生産は終了していますが、新品・中古ともに現在も流通しています。試打できる環境があれば、まず5Sあたりから試してみてください。
「合う人には圧倒的に合う」という評価通り、タイミングがバチっとはまったときの飛距離と安定性は、このシャフトならではの体験です。

