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モーダス ゴースト350と370の違いは、シャフト先端の太さに加え、重量やトルク、バランスポイントなどの仕様にあります。
Sフレックスのメーカー公表値では、350の先端径は9.0mm・重量90.5g、370は先端径9.4mm・重量91.0gで、同じSでも数値が異なります。
ただし、「370のほうが必ず硬い」「350なら球が上がる」と、先端径の区分だけで硬さや弾道を判断することはできません。
装着するヘッドやスリーブへの適合を確認したうえで、フレックス、完成時のクラブ長、ヘッド重量なども含めて比較することが大切です。
また、モーダス ゴーストはスチールとカーボンを組み合わせた構造のため、リシャフトでは一般的なカーボンシャフトと同じ感覚で加工方法を決めず、製品に対応した施工指示を確認する必要があります。
この記事では、モーダス ゴースト350と370の違いを公式スペックで比較し、硬さや弾道の見方、フレックスの選び方、リシャフトや中古品購入時の確認事項まで解説します。
モーダス ゴースト350と370の違いは?公式スペックを比較
モーダス ゴースト350と370は、先端径だけでなく、同じフレックスでも重量・トルク・バランスポイントが異なります。
まずはメーカー公表のSフレックスを比較し、共通する仕様と異なる数値を確認しましょう。
| 比較項目 | モーダス ゴースト350/S | モーダス ゴースト370/S |
|---|---|---|
| 先端径・公式掲載値 | 9.0mm | 9.4mm |
| シャフト長 | 41.0インチ | 41.0インチ |
| 重量 | 90.5g | 91.0g |
| トルク | 2.9° | 2.8° |
| バランスポイント | 52.9% | 52.2% |
| 調子 | 元調子 | 元調子 |
| バット径 | 15.15mm | 15.15mm |
表の長さと重量はシャフト製品の公表値であり、組み上げたクラブの完成長や総重量ではありません。
350と370は先端径を区別する表記
モーダス ゴーストの「.350」「.370」は、シャフトの先端部分であるチップの径を区別する表記で、重量やフレックスを示す数字ではありません。
日本シャフトの公式仕様では、350の先端径は9.0mm、370は9.4mmと掲載されており、取り付けるヘッドやスリーブとの適合を確認する必要があります。
ウッド型・アイアン型というヘッド形状だけで決めず、使用するモデルのホーゼル内径やスリーブの対応径を確認してから選びましょう。
同じSでも重量・トルク・バランスポイントが異なる
Sフレックスでは、350が90.5g・トルク2.9°、370が91.0g・トルク2.8°で、重量差は0.5g、トルク差は0.1°です。
シャフトの重心位置に関する指標であるバランスポイントも350は52.9%、370は52.2%と異なりますが、長さ・調子・バット径は共通しています。
これらの公表値だけで振り心地や弾道まで決まるわけではないため、数値の違いを押さえたうえで、装着条件と試打結果を合わせて判断しましょう。
モーダス ゴースト350と370は硬さや弾道も違う?
モーダス ゴースト350と370の硬さや弾道を比較する際は、先端径とフレックス、クラブの組み上げ条件を分けて確認する必要があります。
「370だから必ず低弾道になる」といった判断はせず、同じ条件で比較した結果かどうかを確かめましょう。
先端径とフレックスは分けて確認する
350と370は先端径の区分で、S・TOUR S・Xなどはフレックスの区分のため、それぞれ別の仕様として確認しましょう。
例えば、350のSと370のXを打ち比べた場合、感じた違いには先端径だけでなく、フレックスや重量の違いも含まれます。
350と370を比較したい場合は、まず同じフレックスを候補にし、ヘッドや完成長など、ほかの条件がどの程度そろっているかも確認することが大切です。
球の高さやつかまりは組み上げ条件も含めて比較する
球の高さやつかまりは、シャフトだけでなく、ヘッドのロフトや重心特性、クラブ長、打ち手のインパクトなどによっても変わります。
異なるヘッドに装着した350と370で弾道が変わっても、その結果を先端径の違いだけに結び付けることはできません。
試打では打ち出し角やスピン量、左右のばらつきを確認し、振りやすさと合わせて、狙う距離を安定して打てるかを比較しましょう。
振動数は測定条件をそろえて見る
シャフトの硬さを比較する参考になる振動数は、クラブ長やヘッド重量、固定方法などの測定条件によって数値が変わります。
そのため、条件が異なるクラブの振動数を並べても、350と370そのものの硬さの差を示す比較にはなりません。
振動数を参考にする場合は測定条件を確認し、数値の大小だけで選ばず、切り返しやインパクトまでのしなりの感じ方も試打で確かめましょう。
モーダス ゴースト350と370の選び方
モーダス ゴースト350と370は、最初にヘッドやスリーブへの適合を確認し、そのうえで重量や振り心地を比較しましょう。
現在のユーティリティで改善したい点と、前後の番手に求める距離を整理すると、試打で確認する項目を絞れます。
最初にヘッド・スリーブの対応径を確認する
手持ちのユーティリティをリシャフトする場合は、ヘッドのホーゼル内径、可変式なら使用するスリーブの対応径を確認しましょう。
同じメーカーのユーティリティでもモデルや部品の仕様が異なる場合があるため、メーカー名やヘッドの見た目だけでは適合を判断できません。
購入前にヘッドの正式名称と年式、使用中のスリーブを販売店や工房へ伝え、必要な先端径と装着条件を確認することが先決です。
現在のシャフトと重量・長さを比較する
現在のクラブから重量や長さを変える場合は、振り切れるかだけでなく、ミート率やキャリーのばらつきも確認しましょう。
比較する重量は、カット前のシャフト重量、装着後のシャフト重量、クラブ総重量を区別し、同じ基準で見る必要があります。
前後に使うフェアウェイウッドやアイアンの長さ・総重量も確認し、ユーティリティへ持ち替えたときのタイミングや振り心地を試打で確かめましょう。
可能な範囲で条件をそろえて試打する
350と370を打ち比べる際は、適合する部品を使用したうえで、可能な範囲でヘッド・ロフト・フレックス・完成長・使用球などの条件をそろえましょう。
一球の飛距離だけで判断せず、複数球のキャリーや高さ、左右の散らばりを比較すると、狙う距離を安定して打てるか確認できます。
同じ条件の試打クラブを用意できない場合は、異なる条件を記録し、結果を先端径だけの違いとして判断しないことが大切です。
モーダス ゴーストのS・TOUR S・X・HLはどう選ぶ?
モーダス ゴーストは、350・370の対応径を確認したうえで、フレックスや重量、求める弾道に合う仕様を検討しましょう。
同じ重量でもフレックスや剛性の設計が異なるため、重さやトルクだけで硬さを判断しないことが大切です。
| 仕様 | 350の重量 | 350のトルク | 370の重量 | 370のトルク |
|---|---|---|---|---|
| S | 90.5g | 2.9° | 91.0g | 2.8° |
| TOUR S | 90.5g | 2.9° | 91.0g | 2.8° |
| X | 100.5g | 2.6° | 101.0g | 2.5° |
| TOUR X | 111.0g | 2.4° | 112.0g | 2.3° |
| HL | 設定なし | 設定なし | 91.0g | 2.6° |
SとTOUR Sは重量が同じでも別のフレックス
メーカー公式仕様では、SとTOUR Sの重量は350がともに90.5g、370がともに91.0gで、トルクもそれぞれ共通しています。
ただし、フレックスは別に設定されているため、重量やトルクの数値が同じという理由で、同じ硬さや振り心地とは判断できません。
SとTOUR Sで迷う場合は、切り返しでタイミングを取りやすいか、打点や打ち出す方向が安定するかを比較しましょう。
X・TOUR Xは重量の違いも含めて比較する
Xの公表重量は350が100.5g、370が101.0gで、TOUR Xは350が111.0g、370が112.0gです。
S・TOUR Sから変更するとフレックスだけでなく重量も変わるため、硬さを上げた影響と、重くなった影響を分けて考える必要があります。
「Sでは物足りない」という場合も、すぐに重い仕様へ変更せず、TOUR Sを含めて振り心地と打点、キャリーのばらつきを比較しましょう。
HLは通常のSと異なる高弾道モデル
HLはHigh Launchを意味し、日本シャフトが高弾道を目指して開発したモデルで、公式仕様では370に設定されています。
公表重量は通常の370/Sと同じ91.0gですが、トルクはHLが2.6°、Sが2.8°で、公式ではHLの手元と先端の剛性をSより低くしたと説明しています。
トルクが小さいという理由でHLのほうが硬いと判断せず、しなりの感じ方や打ち出し角、スピン量を試打で確かめましょう。
アイアンとの重量のつながりと振り心地を確認する
アイアンにモーダスシリーズを使っていても、そのモデル名やフレックス表記だけで、ゴーストの適切な仕様が決まるわけではありません。
ユーティリティはアイアンとクラブ長やヘッド重量が異なるため、シャフト単体の重量に加え、組み上げたクラブの総重量と振り心地を確認する必要があります。
試打ではユーティリティと前後の番手を交互に打ち、持ち替えたときのタイミングや、キャリーの間隔を確かめましょう。
モーダス ゴーストをリシャフトするときの注意点
モーダス ゴーストは、超軽量スチールとカーボン積層を組み合わせた複合構造のシャフトです。
リシャフトでは先端径の適合だけでなく、使用する仕様に対応した加工方法や完成長を確認し、中古品の場合は加工履歴も把握しましょう。
ヘッド形状だけで対応径を判断しない
ウッド型UTだから350、アイアン型UTだから370と、ヘッドの形状だけで装着するシャフトを決めることはできません。
接着式ヘッドではホーゼル内径、可変式ヘッドではスリーブの対応径を確認し、使用する部品に適合する仕様を選ぶ必要があります。
径が合わない場合は自己判断で削ったり取り付けたりせず、適切な仕様や部品を使用できるか、工房へ確認しましょう。
長さ調整と先端処理は製品の施工指示に従う
モーダス ゴーストの組み付けでは、一般的なカーボンシャフトと同じ感覚でチップカットを指定せず、使用する仕様に対応した施工指示を確認しましょう。
海外向けのMODUS³ HYBRID施工案内では、対象の.355テーパーと.370パラレルについて、先端側をカットせず手元側で長さを調整するよう案内されており、この指示を国内表記の350へ適用できるかは別に確認が必要です。
注文時には先端径と希望する完成長を伝え、加工の可否や先端処理の方法を、販売店・工房を通じて確認することが大切です。
中古品は先端径・長さ・加工履歴を確認する
中古のモーダス ゴーストを購入する場合は、350・370の区分とフレックスに加えて、シャフトの実測長、先端加工や延長の有無を確認しましょう。
スリーブ付きで販売されていても、そのスリーブが手持ちのヘッドに対応するか、希望する完成長を確保できるかは別に確認が必要です。
抜き取り品は取り外し時の状態や再使用の可否も確認項目になるため、加工履歴が不明なまま購入せず、販売店と施工を依頼する工房へ相談しましょう。
モーダス ゴースト350と370に関するよくある質問
モーダス ゴースト350と370を選ぶ際は、表記の見分け方やヘッドへの適合、弾道への影響を分けて確認しましょう。
ここでは、購入やリシャフトの前に押さえておきたい疑問をまとめます。
350と370はシャフトの表記で見分けられますか?
350と370を見分ける際は、シャフト本体や製品ラベルに先端径の表示があるかを確認しましょう。
中古品の商品名が「ゴースト S」だけの場合は先端径を判断できないため、仕様がわかる写真や購入時の情報を販売店へ確認してください。
表示が確認できない場合は外観だけで推測せず、工房で寸法や装着状態を確認してもらうことが大切です。
ウッド型UTなら350を選べばよいですか?
ウッド型UTでも、350を選べば必ず装着できるわけではありません。
確認するのはヘッドのホーゼル内径やスリーブの対応径であり、ヘッド形状だけでは適合を判断できません。
購入前に使用するモデル名や年式、スリーブの情報を工房へ伝え、必要な先端径と組み上げ条件を確認しましょう。
350と370で飛距離は変わりますか?
350と370を装着したクラブを打ち比べて飛距離が変わる場合でも、どちらが飛ぶかを一律に決めることはできません。
飛距離にはロフトやクラブ長、打点、打ち出し角、スピン量なども関わるため、異なる条件の試打結果を先端径だけの差として扱わないことが大切です。
ユーティリティでは最大飛距離だけでなく、複数球のキャリーがそろうか、前後の番手との距離差を確保できるかも比較しましょう。
370のHLと通常のSは同じですか?
370のHLと通常のSは、重量がともに91.0gでも設計が異なるため、同じ仕様として扱うことはできません。
公式ではHLを高弾道モデルと位置づけ、Sより手元と先端の剛性を低くし、スイング中のしなりを感じられる設計と説明しています。
重量やトルクだけでは判断せず、それぞれの振り心地と実際の弾道を比較して選びましょう。
【まとめ】モーダス ゴースト350と370の違いは先端径と仕様|適合と振り心地を確認して選ぶ
モーダス ゴースト350と370は、先端径だけでなく、同じフレックスでも重量・トルク・バランスポイントなどの仕様が異なります。
Sフレックスの公式掲載値では、350が先端径9.0mm・重量90.5g、370が先端径9.4mm・重量91.0gで、長さや調子、バット径は共通です。
ただし、これらの数字だけで硬さの感じ方や弾道は決まらないため、最初にヘッドやスリーブへの適合を確認し、フレックスや完成長、総重量を含めて比較しましょう。
370には高弾道を目指したHLも設定されており、通常のSと重量が同じでも、手元と先端の剛性などの設計が異なります。
リシャフトでは製品に対応した施工指示を確認し、中古品は実測長や先端加工、延長の有無、再使用の可否まで確かめることが大切です。
試打では可能な範囲で条件をそろえ、キャリーや左右のばらつき、前後の番手との距離差を確認しながら、狙う距離を打てる仕様を選びましょう。

